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第18話 「ノスタルジック夏の午後」 [タスキ小説~恋のらいばる~]

ビーチに、ナシモンさんと京子ちゃんの二人を残し
俺ダイスケと千里ちゃんは、カキ氷を買いに
近くのなんだか懐かしい感じのするそれこそ、「商店」という言葉が
ぴったりな店にたどり着いた。

店の中には、そうそう、こういう店には居て欲しいと思う。
おばあちゃんが座布団に座って店番をしていた。
「いらっしゃい」の響きになんだか、懐かしいノスタルジックを感じて、
狭い店の中をぐるぐると見て回った。

その間、千里ちゃんは俺の「うわー!懐かしい」とか「昔これ食べまくったんだよ」なんて
話に、時折笑い声を上げながら、ずっと着いて来てくれていた。
駄菓子コーナーで懐かしいお菓子をお土産にしようと、二人で選びアイスのケースから
カキ氷のカップを4つ抱えて、「なんだか、ちょっとしたデートみたいだなぁ」

なんて事を思っていた、ちょうどそんなタイミングで
お店のおばあちゃんが「恋人同士仲良くていいね、私も若い頃は・・」なんて話を
始めてしまったものだから、反射的に「ち・違うんですよ」と答えて
千里ちゃんの方を向くと、千里ちゃんも笑ってはいたが、
なんだか寂しそうな表情をしている様に俺には思えたのだった・・・。

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