第21話 「 招かれざる客 」 [タスキ小説~恋のらいばる~]
当店の人気商品【びっくり!セブン】もおかげ様で大好評。
日焼けの痕も落ち着きをみせ、ねじりハチマキで厨房に立てこもる俺ナシモン。
本日もお客様に喜んでもらう為、びっくりする具材を生地の中へと投入していく。
そんな中、無言で厨房を通り過ぎていく千里。
彼女の表情を見れば、何か問題があった事は明らかである。
すると、その後を追うように京子が慌てて厨房に入ってきた。
「ナシモンさん、大変です! 千里の元カレが~。」
なっ、なんと、千里が去年別れたっていう元彼氏がご来店?
偶然なのか必然なのかは定かではないが、
奥のテーブル席で友達らしき仲間3人と盛り上がっている。
気に食わないとすぐに仕事を辞め、酒癖も悪いと聞いているだけに、
お客さんとしても慎重な対応が必要である。
しかも、千里がその場を立ち去るからには、何か訳があったに違いない。
その時、「ガシャーン」と大きな音と共に、怒鳴り声が響きだした。
俺はとっさにねじりハチマキをはずし、フロアへと向かうのであった。
日焼けの痕も落ち着きをみせ、ねじりハチマキで厨房に立てこもる俺ナシモン。
本日もお客様に喜んでもらう為、びっくりする具材を生地の中へと投入していく。
そんな中、無言で厨房を通り過ぎていく千里。
彼女の表情を見れば、何か問題があった事は明らかである。
すると、その後を追うように京子が慌てて厨房に入ってきた。
「ナシモンさん、大変です! 千里の元カレが~。」
なっ、なんと、千里が去年別れたっていう元彼氏がご来店?
偶然なのか必然なのかは定かではないが、
奥のテーブル席で友達らしき仲間3人と盛り上がっている。
気に食わないとすぐに仕事を辞め、酒癖も悪いと聞いているだけに、
お客さんとしても慎重な対応が必要である。
しかも、千里がその場を立ち去るからには、何か訳があったに違いない。
その時、「ガシャーン」と大きな音と共に、怒鳴り声が響きだした。
俺はとっさにねじりハチマキをはずし、フロアへと向かうのであった。
2009-09-05 20:06