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第二十話「あの主題歌」 [タスキ小説~恋のらいばる~]

4人が車にたどり着いた時には、あたりは少し薄暗くなっていた。

帰り道にご飯を食べて帰る予定だったが千里ちゃんの足の腫れが
少し酷くなってきた事もありまっすぐ帰ろうという事になった。
朝は、駅前集合だったが、千里ちゃんは歩くのが大変だろう
という事で、俺が車で自宅まで送ることにした。

ナシモンさんと京子ちゃんを駅前で降ろし千里ちゃんの家に
向かった。その道すがらにあった薬局により
シップと包帯を買い、千里ちゃんの手当てをした。
もちろん、千里ちゃんの足の具合は心配なのだけれど
二人っきりで帰るシュチュエーションは何だか嬉しかった。

千里ちゃんの家に着くまで、今までは話したことの無い
子供の頃の話や、学生時代の話、音楽の話、家族の話など
好きなもの、嫌いなもの色々な話をした。

楽しい時間は、本当に早く過ぎてしまうもので、あっという間に
千里ちゃんの家に着いてしまった。玄関まで千里ちゃんを送り届け
車に乗り込み走り出した。


カーラジオから、アニメスラムダンクの主題歌が流れていた。

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