第9話 「大失態」 [タスキ小説~恋のらいばる~]
第9話 「大失態」
「今何時? そ~ね、だいたいねぇ~!、、、」
お酒の勢いに任せ、一目散にマイクを握りしめる俺。
つい先程まで、ダイスケと千里、そして俺を混ぜた3人の歓迎会が行われていた訳だが、
2次会のカラオケで俺は大失態をさらす事に。
誰もリクエストしていないのに、連続でレパートリーを披露したかと思えば、
見ず知らずの隣の部屋へ乱入。
好きなだけ騒いだ後、通路で暴睡するという始末。
そんな泥酔状態の俺を、介護してくれたのは千里であった。
「先輩、ここで寝てたら風邪引きますよ~。」
うっすらと聞こえてくる天使の声、、、
「大丈夫ですか? 今、お水持って来ますね。」
そっと立ち上がろうとした彼女の手を、俺は握りしめてしまった。
その瞬間、時が止まった。しばしの時間が経ったのだろう。
ふと気がつくと、俺の目の前には、
店長の顔がこれでもかと言わんばかりに、接近しているではないか!
まったく持って記憶が無い俺は、店長と一緒にタクシーに乗り込み、
ダイスケと千里に見送られ、帰路へ向かうのであった。
「今何時? そ~ね、だいたいねぇ~!、、、」
お酒の勢いに任せ、一目散にマイクを握りしめる俺。
つい先程まで、ダイスケと千里、そして俺を混ぜた3人の歓迎会が行われていた訳だが、
2次会のカラオケで俺は大失態をさらす事に。
誰もリクエストしていないのに、連続でレパートリーを披露したかと思えば、
見ず知らずの隣の部屋へ乱入。
好きなだけ騒いだ後、通路で暴睡するという始末。
そんな泥酔状態の俺を、介護してくれたのは千里であった。
「先輩、ここで寝てたら風邪引きますよ~。」
うっすらと聞こえてくる天使の声、、、
「大丈夫ですか? 今、お水持って来ますね。」
そっと立ち上がろうとした彼女の手を、俺は握りしめてしまった。
その瞬間、時が止まった。しばしの時間が経ったのだろう。
ふと気がつくと、俺の目の前には、
店長の顔がこれでもかと言わんばかりに、接近しているではないか!
まったく持って記憶が無い俺は、店長と一緒にタクシーに乗り込み、
ダイスケと千里に見送られ、帰路へ向かうのであった。
2009-06-06 20:09