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第8話「歓迎会の夜」 [タスキ小説~恋のらいばる~]

「生五つ頂戴」今日は、客として「つぼ九」近くの居酒屋にやって来ている
俺。ダイスケが働いている居酒屋「つぼ九」では一月に一回
勉強も兼ねた飲み会を近隣の店で開く事にしているらしい。

今回は、某居酒屋チェーンで、新しく入った俺たちの歓迎かも兼ねての飲み会となった。
俺の隣には、先に「つぼ九」で働いているナシモンさんが座り
向かい側に座っている、強面ながら飛びっきりの笑顔が印象的な
店長のこれからの居酒屋とは、とか、店員の接客の仕方うんぬんを
ナシモンさんと二人でとうとうと聞かされていた。

俺は、千里ちゃんと話がしたいのに~と、千里ちゃんの居る方を
ちらちらと見つつ、店長の話を真剣に聞いている風を装っていた。
そして、三時間近く続いた、飲み会もお開きになり誰からとも無く
カラオケに行きましょう!という事になった。

そして居酒屋の地下にある。格安カラオケボックスへと流れてきた。
千里ちゃんは、どんな歌が好きなのだろうかと、考えていると・・
「それじゃ、ものまね行きまーす」とナシモンさんが歌い始めた。

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